「川内倫子の写真と特徴」と題して、本展の担当学芸員によるCAMKレクチャーカレッジを開催しました。



初めに、そもそも「写真」って何でしょう?という導入から、写真を語る上でキーワードとなる「決定的瞬間」「ニューカラー」「セットアップ」「デッドパン」などコンテンポラリーアートとしての写真のスタイルについて、写真家ホンマタカシや批評家シャーロット・コットンの言葉を引用しながら解説し、その上で川内作品に見られるこういったスタイルの取り入れ方について紹介されました。
続いて、川内倫子さんが「写真」によって、何を表現しようとしているのかを、川内さんの作品集や、新作「川が私を受け入れてくれた」シリーズの制作過程で語られた言葉を基に解説を行いました。



本来は「写真」という一瞬を「記録」する装置を用いながらも、あえて「タイムレス」で「場所性のない」ものを目指し、写真では失敗とされる露出過多、被写体のブレ、ピンボケといったものを効果的に用いることで、見知らぬ誰かの「記憶」と共感・共有する作品を川内さんは生み出しています。そこには、「写真」による表現の可能性を見る者に気づかせる役割も担っているといえます。

| 川内倫子展 川が私を受け入れてくれた | 02:00 PM | comments (x) | trackback (x) |

作品制作のためのゴミ集めにご協力していただいているグリーンバード熊本チームによる本展のための特別イベントそうじ第3弾「ゴミニケーション!拾ったゴミでARTを創ろう♪ Vol.3」!が開催されました。



今回は淀川テクニックの二人と一緒におそうじです。熊本城マラソン2016のランナーたちが走る市街地を通り、目的地に向かいます。



「なぜこんなものが?」という不思議なゴミも見つけながら、アートになりそうなゴミの袋に収集。
最後は「淀川テクニック」ポーズで記念撮影。



いよいよ明日2月22日(月)からは、花畑広場で5mもの大きな作品《オンチヌ》の公開制作が始まります。
今回集めたゴミをはじめ、みなさまからご提供いただいたTシャツや不要なものが作品になっていきますよ。

是非こちらにも声援を!

「淀川テクニック ゴミニケーション in 熊本!!」展
−熊本市現代美術館 ギャラリー掘椣羲蠕訥無念ギャラリー:2月19日(金)〜5月5日(木・祝)
−花畑広場(公開制作):2月22日(月)〜26日(金)

アーティスト・トーク
日時:2月27日(土)14:00〜15:30
場所:熊本市現代美術館 ホームギャラリー

green bird(グリーンバード)熊本チームのブログでは、みんなの出会いのエピソードもご紹介されています!是非ご一読を!

熊本チームのおそうじ日記
「現美にいこう!ゴミとアートのコラボレーション!淀川テクニック♪」
http://www.greenbird.jp/diary/index.php?ID=11912 

| 淀川テクニック展 | 06:38 PM | comments (x) | trackback (x) |

「創造都市ネットワーク日本」への熊本市の加盟を記念して、同市の芸術文化会議委員の皆さんによるトークセッション「アートの力で熊本のまちを変える」が開催されました。

第一部の事例発表では、ニッセイ基礎研究所理事の吉本光宏委員による「創造都市には勇気が必要」、NPO法人BEPPU PROJECT代表理事の山出淳也委員による「アートを活かした街づくり BEPPU PROJECTの活動」、肥後の里山ギャラリー副館長の小堀俊夫委員による「肥後銀行のメセナ活動」が報告されました。


第二部では、STREET Art-plexKUMAMOTO実行委員長の葉山耕司委員のコーディネートで、植田義浩委員(ギャラリー稲童代表)、桜井武委員(当館館長)、中川ケイ子委員(河内女性の会会長)も加わり、トークセッションが行われました。


それぞれの事例報告の感想に加えて、「熊本は豊かである。しかし皆がそれに満足していることが危機」「創造都市というキーワードで磨いていくことが重要」「何より人づくりが大事。一人一人が活性化することでまちが豊かになる」「都市と田舎をいっぺんに体験できる熊本の面白さにまず自分たちが気づくべき」「問題提起をするアートと、課題解決をするデザインをうまく使いこなす」「若い人たちが不満足に感じていること、それがエネルギーになる」など、様々な意見が出され、活気ある議論が交わされました。

| その他 | 07:18 PM | comments (x) | trackback (x) |

本日は、1歳〜2歳のお友だちが遊びに来てくれました!
2月の読みがたりのテーマは、開催中の川内倫子展にちなみ「写真を楽しもう」。写真絵本や、『てってのねずみ』、『ぎっこんばったん』などのたくさんの手遊びと親子遊びをしました。
絵本『おかしなゆき ふしぎなこおり』は、雪の結晶や屋根に積持った雪など、様々な雪のかたちが写真で紹介されています。さらさらとした雪の質感や、冷たさも感じるような絵本でした。他にも絵本『10ぱんだ』では、動物写真家の岩合光昭さんによる写真で木登りをしたり、耳をすましたりするパンダの愛らしい姿が写されています。1から10まで、「1ぱんだ」「2ぱんだ」…とリズミカルに増えていくパンダを子どもたちも笑顔で楽しんでいました。


★次回開催のお知らせ★
テーマ:「いっぱい遊ぼう」
日時:2016年3月19日(土)11:30−12:00
場所:当館アートスカイギャラリー
対象:小学校低学年まで
次回もお楽しみに♪

| CAMKEES(ボランティア) | 11:30 AM | comments (x) | trackback (x) |

1月からおそうじなどの事前の活動に励んでいた「淀川テクニック」展がついにオープンしました!!

こちらが《メンチヌ》です!! 今回の展覧会のために、顔の部分には熊本産のゴミも使われました。

さらに進むと、何やらいろいろなものでつくられた作品が……。




またアートスカイギャラリーでは、淀川テクニックの関連資料やグリーンバードさんや熊本市中央区役所など、今回の展覧会のためにご協力いただいたみなさんをご紹介するコーナーも設けています。



2月21日(日)には、淀川テクニックの二人と一緒にゴミひろいにでかけるイベントそうじも予定されています。
そこで拾ったゴミも花畑広場での《オンチヌ》の公開制作の際に使われる予定です。

ご来館お待ちしております!



「淀川テクニック ゴミニケーション in 熊本!!」展
−熊本市現代美術館 ギャラリー掘椣羲蠕訥無念ギャラリー:2月19日(金)〜5月5日(木・祝)
−花畑広場(公開制作・展示):2月22日(月)〜26日(金)

アーティスト・トーク
日時:2月27日(土)14:00〜15:30
場所:熊本市現代美術館 ホームギャラリー

関連展示
熊本市現代美術館 アートスカイギャラリー:2月17日(水)〜5月5日(木・祝)

グリーンバード熊本チーム企画イベント
「ゴミニケーション!拾ったゴミでARTを創ろう♪ Vol. 3」
http://www.greenbird.jp/news/news.php?ID=4527

| 淀川テクニック展 | 04:16 PM | comments (x) | trackback (x) |
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