熊本市現代美術館　CAMK Blog

CAMKレクチャーカレッジ「包丁と愛情、西原理恵子における女性の描写」を冨澤治子（展覧会企画学芸員）が講演しました。
「ちくろ幼稚園」、「ゆんぼくん」、「ぼくんち」「女の子ものがたり」、「パーマネントのばら」を通じて描写される包丁を持つ女性たちに注目し、その小道具が何を示したか、何を象徴したか、そして包丁を持つ女性という表現にどのような展開と成熟が達成されたかについての考察を発表しました。バリエーションとして「ぼくんち」に現れる包丁を持つ男性にも触れました。
引用の際に、マンガ作品のセリフを音読するとき、そのスピードが加速するようなリズムの良さと発語のしやすさに、講演をしながらひとり感動したのは、また新たな魅力の発見でもありました。

お待たせしました！
諸々の準備が整いまして、ようやくバラハク会場内で、「西原理恵子の人生画力対決」3巻と4巻の表紙原画の展示を始めました！表紙原画、4枚揃うと壮観です。
テルマエな感じの「かあさん」が温泉大国くまもとにぴったりです。
みなさま、ぜひご来館ください。

今年もお世話になりました！ということで当館のボランティアさん全体で茶話会を行いました。
来年10周年を迎えるCAMKEESの記念イベントの進捗報告などを行いました。
また、布絵本ボランティアさんの新作の布絵本のお披露目では拍手と歓声が上がりました

テーマは「冬のおくりもの」
サンタクロース、キラキラと輝くツリー、トナカイのコスチュームで子どもたちをお出迎えしました。今日のお友達は幼いお子さんがやや多めでしたが、紙芝居『よいしょよいしょ』でも元気いっぱいに「よいしょ！よいしょー！」と声出しをしてくれました
他絵本4冊、手遊び歌3つ、手袋人形をお届けしました♪



★次回開催のお知らせ★
テーマ：「日本のおはなし」
日時：2012年1月21日（土）11:30‐12:00
場所：当館キッズサロン
対象：小学校低学年
2012年もお楽しみに♪

福岡アメリカンセンターとの協働事業で、アメリカ在住のフルート奏者、ジェーン・リグラーさんによるコンサートを開催しました。リグラーさんはコンピュータを用いたフルートの新しい奏法に取り組み、音楽家、作曲家としても国際的に活躍されています。今回のコンサートでも、両者を融合させた新しい音の世界で会場を魅了しました。残響のような音の重なりが、ささやき声のようにも聞こえる音の効果は少し不思議な感覚をもたらし、おなじみのクリスマスシーズンの曲も、リグラーさんの演奏では全く新鮮なものになります。当館をイメージして即興で演奏してくださった曲も実験的で興味深く、美術館でしか決して体感することのできない大変貴重な機会となりました。