八代の妙見祭に使用された《木馬(きんま)》(八代市有形民俗文化財)の作品調査を行ってきました(明治5年制作、伝松本喜三郎、個人蔵)。
 木馬(きんま)は、妙見祭の折、八代城下の豪商の長男の七五三の御披露目として奉納されるもの。3キロ程度に軽く仕上げられた馬のボディーは内側がくりぬかれていて、その中に入り、両肩から支えると、ちょうど馬に乗っている姿になります。
 ちいさなお子様が自分の足でてくてく歩く様子はすっごくかわいいのです。
 今回調査させていただいた《木馬(きんま)》は、現在行列に復興されているものの、モデルとなったもので、装飾が華やかな本当に美しい作品で、しかもかわいくて、うっとりしてしまいました。

| 生人形 | 08:19 PM | comments (x) | trackback (x) |