8月14日から熊本市中央区南坪井にて《移住を生活する》を行っている出品作家の村上慧さん。訪れた場所で敷地を借りて自作の発泡スチロールの家を置かせてもらうと、その家は寝室となり、生活は街へと広がります。

私たちの生活に必要なインフラのうち、電気は欠かせないものです。今回村上さんが借りている更地には電気が通っていないため、協力者を探していたところ、ウエダ不動産事ム所の上田洋平さんから有限会社熊本建設の緒方雄一さんをご紹介していただくことに。お二人に村上さんの《移住を生活する》について話をしたところ、大変興味をもっていただき、ご厚意でソーラーパネルを貸していただけることになりました。





8月16日の朝、緒方さんを始め三人の熊本建設の方々が村上さんの《移住を生活する》の場所に、ソーラーパネルを設置しに来てくださいました。通常の仕事では広大な敷地にソーラーパネルを設置されていますが、今回は5枚のソーラーパネルとその土台まで設計した《移住を生活する》のための特別仕様。



電線が駆け巡る熊本市の中心部に位置しながら、完全に独立した電気のインフラを手に入れることで、村上さんにとっても《移住を生活する》に新たな視点がもたらされたようです。



村上慧《移住を生活する》2014–
期間:2017年 8月14日(月)–8月28日(月)頃
場所:熊本市中央区南坪井
協力:有限会社熊本建設、上田不動産事ム所、株式会社フジ企画

GIII vol. 118 「風を待たずに――村上慧、牛嶋均、坂口恭平の実践
会期:2017年 8月30日(水)–11月12日(日)
会場:熊本市現代美術館 ギャラリーIII+井手宣通記念ギャラリー

| G3/井手記念室 | 06:11 PM | comments (x) | trackback (x) |