山都町八朔祭審査に行ってきました!今年の出品作は11点。八朔祭は、素材が木の皮や野の植物など、自然の素材を存分につかっているのが特徴。もうひとつの特徴は、時事問題や世相を映し、行政へのメッセージをユーモアたっぷりにこめていること。これは審査の基準にもなっています。
今年の金賞は、パイレーツ・オブ・カリビアンのジャックを造形した、「造り物も欧米か!カリブの海賊 山都に上陸」でした。ジャックの赤いバンダナは、ケイトウの花で表現したそうです。ロングコートも表と裏で別の植物をつかい、ふわふわした素材感が活きてました。
熊本市現代美術館賞は、矢部高校制作の、「矢部高 前進 猪武者」としました。受賞理由は、高校1年生制作によるつくりものでしたが、その技術の高さと、八朔祭独特の、木材等植物の材料をつかった荒々しい表現がうまく出されていたことが挙げられます。
今年の干支ということで、矢部小学校も猪の作品を出していましたが、小学校のイノシシは、「うりぼう」の可愛らしさが表現されていました。比べてみると高校生らしく大人に近づいた若イノシシのような雰囲気が感じられたのも、好感度アップでした。
なかなかマスコミには取り上げられないのですが、八朔祭の造り物審査の場で行われる仮装寸劇は、女装や立ち回り、もちろん「欧米か!」もありで、などなかなか面白いのですよ。矢部高は校歌斉唱でした。

| 生人形 | 08:26 PM | comments (x) | trackback (x) |