今月のテーマは「広場」。5名の方にご参加いただきました。参加者はいつもより少なかったのですが、その分ひとつひとつの作品を丁寧に説明したり、しみじみと味わいをもって詠んでいただくなどして、ゆったりとした雰囲気の朗読会となりました。
 「広場」は、その昔広場を中心に町づくりがされたり、公共の空間として今も親しまれている場所ですが、昔と今の時代を交錯するような作品が多くありました。映画『ローマの休日』をモチーフに、ローマなのにスペイン広場と名付けられた広場でデートをする王女と新聞記者を詠んだり、母校の中庭を思い出し時代の移り変わりを詠む方もいらっしゃいました。

また、朗読会の後半には今月亡くなった江藤和彦さんをしのび、江藤さんの詩や江藤さんにちなんだ詩が6作品披露されました。江藤さんは、熊本市在住で詩誌「パンセ」主宰でもあり、熊本詩界を牽引された方として詩の朗読会にご参加の皆さんとも縁の深い方です。詩の朗読と共に、江藤さんとのエピソードもお話しいただきました。

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