3.11追悼イベントとして、講演会「ねがいごと、100こ。プロジェクトについて」を開催しました。
講演者は、「ねがいごと、100こ。プロジェクト」主宰で、大阪市鶴見区ミニコミ紙「ローカル通信」代表の吉村大作さんでした。

東日本大震災発生直後に、地元の友人と話したある会話をきっかけに、「自分も何か出来るはずだ」と発起し、被災者の方々の願い事を100個叶えるというプロジェクトを約1年間かけて達成したその現場についてお話くださいました。

津波で亡くなった母親とともにみた夢を叶えるための大学受験用参考書を届けたり、体育館で避難所生活を送る少女に以前持っていたのと同じ目ざまし時計を送ったり、死別や引越しでばらばらになってしまったバスケットボール部に合同試合のセッティングを行ったり、ばらばらに離れ住むことになってしまった塾生たちに、予定されていてキャンセルになっていたディズニーシーへの卒業旅行をプレゼントしたり、といくつかの例をご紹介いただきました。

すべての活動は理解者からの募金や協力で成り立ち、届けに行く交通費は吉村さんの自腹という、全くの手作りのプロジェクトということで、全国のマスコミからも大きく注目を集めたプロジェクトでした。
当時を振り返って、吉村さんは、「仕事をしながらのプロジェクトだったので、今ではもう出来ないが、あの時にやっておいてよかったと思う」と謙虚に語っていました。

ねがいごと、100こ。プロジェクトは、ブログに全活動が記録されています。ご興味のある方、ぜひチェックしてみてくださいね。
http://ameblo.jp/negai-come-true/

| 奈良美智展 | 08:31 PM | comments (x) | trackback (x) |