今年で築城400年を迎える熊本城。本展で日比野は、現代版「肥後の石工」と呼ばれるボランティアスタッフと、会場を訪れた人たちとで「石垣」という共通のDNA、共通のイメージを段ボールでつくりあげる参加型のプロジェクトを開始しました。

素材となる段ボールは上通、下通、新市街の各アーケード街の協力で、美術館に集められています。段ボールで作られる石に、図面はいらないのです。定規もいらないのです。ひとりひとりがつくった、ひとつずつ形が違う石を積み上げていきます。バラバラな形を1個に組み合わせていきます。組み重ねることによって、強くなります。頑丈にもなります。ひとつひとつ違うものが組み合わさることで、見たこともない大きな美しいかたちになっていくのです。

会期中はいつでもどなたでも石垣作りに参加できます。現在の石の数は1304個!石垣プロジェクトスペースは無料で入れますので、何度でも石を作りにきてくださいね!

【緊急速報!】
1月27日(日)に日比野さんとみかんぐみ・曽我部昌史さん(建築家)によるトークが開催されます。トークテーマは「熊本のまちにどうやって石垣を築くか!?」
13時から石垣プロジェクトスペースにて。入場無料。

| 日比野克彦展 | 12:00 PM | comments (x) | trackback (x) |