コレクション展出品作家の稲原豊命さんと田中栄一さんに「写真とは何か?」というテーマでお話しいただきました。



お二人が写真の道に進むきっかけ、今回の展覧会に出ている作品はどのような背景があって撮られたものなのか、熊本地震の発生からもうすぐ1年を迎えるにあたって思うこと、お互いの作品について語る……など、盛りだくさんな内容となりました。

元々は画家志望だったという田中さんのエピソードには会場中から驚きの声が。絵画とは違う写真の良さに惹かれ、さらには「これを撮りたい!」と強く思うような被写体(風景)との出会いがあったのだそうです。

印象的だったのは「今、写真にはデジタルとフィルムと大きく分けて2種類のものがあるけれど、それをどう使い分けているのか」という質問に対して「今、デジタル写真が普及してみんなが簡単に写真を撮ることができるようになったけれど、やはりじっくりと時間をかけて撮るフィルム写真の良さにはかなわない」とおっしゃっていた稲原さんの姿です。
長く第一線で活躍されている写真家の、写真に対する大きな愛を感じました。

| CAMKコレクションvol.5 くまもとのお宝展 | 02:00 PM | comments (x) | trackback (x) |