アン・ハミルトン [ヴォーチェ]

Ann Hamilton voce
アン・ハミルトン [ヴォーチェ]


 展覧会情報

展覧会期:
2006年2月25日(土)〜6月4日(日)
休館日:
火曜日、ただし3/21(祝)は開館し、翌日休館
開館時間:
午前10時から午後8時(展覧会入場は午後7時30分まで)
観覧料:
■一般1000(800)円
■高・大学生500(400)円
■熊本市内小学生・中学生無料
■熊本市外小・中学生300(200)円

*1名札・生徒手帳など証明できるものをお持ちください
*( )内は前売および20名以上の団体料金。小・中学生の( )は団体割引のみ。前売はありません。
*前売券は熊本市内プレイガイドでお求めください。
*身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方、または熊本市民で70才以上の方は割引があります。

会場:
熊本市現代美術館[ギャラリー I・II ]
主催:
熊本市、熊本市美術文化振興財団、熊本日日新聞社、TKUテレビ熊本
お問い合わせ:
熊本市現代美術館
電話番号 096−278-7500
 
 

アン・ハミルトンは1956年アメリカ合衆国のオハイオに生まれ、カンザス大学でテキスタイル・デザイン、イェール大学で彫刻を学びました。1999年には、現代美術の国際展であるベネチア・ビエンナーレのアメリカ代表に選ばれ、アメリカ文化の物質的、人種的不平等を喚起した作品myeinを発表し、高い評価を得ました。

本展では、熊本を訪れ、調査を重ねて生み出された新作インスタレーションvoceを発表します。展示室1では、蝉の声と二つの映像が回転し、音と光の交差する空間が生み出されます。隣接する展示室2は、木製のテーブルで埋め尽くされ、新たな地平線が形づくられます。テーブルに載せられた古いアナログラジオ、電気スタンド、着物、すべてがビニールシートで包まれ、ラジオ管の通電音が基調となり、時折聞こえる蝉の声や、鳥の鳴き声をまねる人の生の声が、溶け合うのです。鳥の声をヘッドフォンで聞き、自ら発声し、形を与えていく試み、それは人間的な手段による記録や解釈が及ばない鳥の歌をてがかりに、言葉では交わることのできない心の声を発し、聴くというあり方を体験する場になることでしょう。(voceとはイタリア語で「声」の意味です)

*本展は熊本市現代美術館の単独企画で、他館への巡回はありません。 会期中に当展カタログを発行いたします。(予約可)

corpus, 2004, MASS MoCA, North Adams, Massachusetts, Photo: Thibault Jeanson
これまでの作品紹介
appetite, 1998, Collaboration with Meg Stuart and Damaged Goods European debut, Lunatheater, Brussels, Belgium, Meg Stuart and Yukiko Shinozaki in concluding sequence, Photo:Chris Van der Burght
still-life, 1988, Santa Barbara Contemporary Arts Forum, Santa Barbara, California, Photo: Wayne McCall
tropos, 1994, Dia Center for the Arts, New York, Photo: Thibault Jeanson
myein, 1999, The United States Pavillion, 48th Venice Biennale, Photo: Thibault Jeanson
mattering, 1997, Musee d'art contemporain de Lyon, France, Photo: Thibault Jeans
the lids of unknown positions, 1984, Open House, Sculpture Department, Yale School of Art and Architecture, New Heaven, Connecticut, Photo: Bob McMurtry
展覧会期間中の関連イベント
記念対談「記憶の声、魂のささやき」
アン・ハミルトン&デヴィッド・エリオットとの記念対談
■日時 2月25日(土) 14:00〜15:30
■ゲスト アン・ハミルトン、  デヴィッド・エリオット(森美術館館長)
■司会 南嶌宏(当館館長)
■場所 展覧会場内
■料金 展覧会チケットが必要です

中学生とのワークショップ
ハミルトンさんが中学生に作品を語り、ともに作品を体験します。一般募集は行いませんが、会場内でのワークショップ鑑賞は自由です。
■日時 2月26日(日) 11:00〜12:00
■場所 展覧会場内
■料金 展覧会チケットが必要です

鳥のささやきワークショップ
ハミルトンさんによる作品についてのお話のあと、作品の一部として、鳥の鳴き声を聴き、発声し、言葉でないコミュニケーションを体験してみませんか。どなたでも参加できます。
■日時 2月26日(日) 14:00〜15:30
■場所 展覧会場内
■料金 展覧会チケットが必要です
■募集 20名(要事前申込)

ワークショップ 〜Yukiko Voice〜 心の声がきこえますか
自分の声で元気になるヴォイス・トレーニングのワークショップ。どなたでも参加できます。
■日時 3月12日(日)14:00〜15:30
■場所 ホームギャラリー
■講師 小山祐喜子
■料金 展覧会チケットが必要です
■募集 20名(要事前申込)

CAMKレクチャー・カレッジ
@ 3月5日(日) 「アン・ハミルトン-記憶と反記憶」 南嶌宏(当館館長)
A 3月19日(日) 「アン・ハミルトン-熊本映像日記」 坂本顕子(当館学芸員)
B 4月2日(日) 「アン・ハミルトン-素材と感覚」 本田代志子(当館学芸員)
C 5月7日(日) 「世界の女性アーティスト」 南嶌宏(当館館長)
■日時 14:00〜15:30
■場所 ホームギャラリー
■料金 無料

講演会「野鳥を楽しむ!くつろぎの時−歌声響き 夢ふくらまそう−」
■日時 4月23日(日)14:00〜15:30
■場所 ホームギャラリー
■講師 田中忠(日本野鳥の会熊本県支部事務局長)
■料金 無料

ファミリー・ツアー
親子で展覧会を楽しみましょう。0歳から6歳の子供と大人の組み合わせでご参加ください。
■期間 @4月30日(日) A5月20日(土)
■時間 10:30〜11:30
■場所 展覧会場内
■料金 展覧会チケットが必要です
■募集 7組(要事前申込)

ギャラリートーク
学芸員による企画展の解説案内を行ないます。展覧会チケットをお持ちの上、入口にお集まりください。
■日時 会期中の土日祝の15:00〜15:30
*以下のレクチャー等開催日は16:00から
2/25、26、3/5、19、4/2、23、5/7
■場所 展覧会場内
グループ・ツアー
10名以上のグループで鑑賞の場合、学芸員による企画展の解説案内をいたします。お早めに電話で日時を相談のうえ、お申し込み下さい。参加者は展覧会チケットが必要です。
上映会・コンサート
春休みアニメ上映会
■日時 4月1日(土) 14:00〜15:40
■場所 アートロフト
■上映作品 トムとジェリー アカデミーコレクション/ 日本語吹替え版 100分
■料金 無料

ゴールデンウィーク人形劇
人形劇団かすぺるによる親子で楽しめる人形劇です。
■日時 5月6日(土) 14:00〜15:00
■場所 アートロフト
■上演作品 ぶんぶくちゃがま
■料金 無料

月曜ロードショー
毎週月曜日に、名作・秀作を集めたビデオ上映会を開催します。
■日時 14:00〜、18:00〜の2回上映
■場所 アートロフト
■料金 無料
各内容は月曜ロードショーのページでご案内しています。

ミュージック・ウェーブ
会期中の毎週金曜日の夜に、様々なジャンルの地元ミュージシャンによるコンサートを行います。
■日時 18:30〜
■場所 ホームギャラリーまたはアートロフト
■料金 無料
各内容はミュージック・ウェーブのページでご案内しています。

ホームギャラリー・コンサート
毎日午後7時から、ホームギャラリーにて、ピアノボランティアによる演奏を開催しています。
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