写真を通して被災地の声を国内外に届ける「くまもとアートポリス みんなの家 の 展覧会」。
そのオープニングベントとして『ペチャクチャイベント in 熊本』を開催しました。

内容は、20秒ずつ変わる20枚のスライドを通して、ゲストがさまざまなエピソードを語るトークイベントです。展覧会の撮影者や熊本地震の復興支援に関わる6名が、『熊本のいま、そして』をテーマにし、熊本地震による被災地の現状を伝えました。
 
メイン司会・運営は、本展の総合企画に携わられた建築家のアストリッド・クライン氏。
登壇者は、震災後の日常の写真から、震災直後の町の様子、そして、復興に向けての活動を写真とともに発表しました。
地元の大学生を中心に発足した「チーム熊本」は、物資の配送や宿泊施設の運営などに加え、学生にできることは何か、町の人がどうしたら楽しくなるか活動をされている様子を映し出しました。また、復興支援では、アートも力となっていました。


展覧会の写真を監修した中村こども先生は、「写真は言葉と同じ」、「たくさんの情報量がある」、「現代に普及する写真だが、まだまだ活用の仕方がある」と写真の持つ魅力を語られました。
時に、痛ましい震災の痕や、また綺麗な花を咲かせる自然の姿、さまざまな方法で復興に取り組んでいる人々の様子がゲストの写真から伝わってきました。現状を知ることに加えて、人々の胸にさまざまな思いが響くようなイベントとなりました。

イベントの最後には、くまモンが登場!5枚の写真でプレゼンテーションしました。

「くまもとアートポリス みんなの家 の 展覧会」は、2018年1月8日(月・祝)まで。
“みんな”の写真によって作られた展覧会を、ぜひ会場でご覧ください。

| G3/井手記念室 | 02:00 PM | comments (x) | trackback (x) |