第165回 詩の朗読会
今回のテーマは「地震」。7名が詩作を発表しました。
熊本地震より1年と半年が経ち、 「少しだけ心にゆとりが…」、「少しだけ客観性を持って…」 と語りながら詩作を発表される方、 また、「今のほうが少し心が重い…」、「手の付けられていないところが気になる…」などと語る方、それぞれの日常がほのかに感じられました。 詩作には、「孤独」「家族の集合」「日常を取り戻す」「更地」 など、震災後にリアルに見た・感じたキーワードが浮かび上がっていました。 震災の瞬間に聞いた音「ガシャーン」「バリーン」を読み込んだ作品もありました。 また、時間の経過と未来への希望を象徴する、草花の芽吹きや実りが詩作の最後に ふれられる作品もいくつかありました。 また、様々な詩人の地震(もしくは地震から感じたことに通じる)の詩を読む、 という特集企画コーナーもありました。 まどみちお、和合亮一、白石かずこ、金子みすゞなどの作品が紹介されました。 「体の冷え」「かろうじてある命」など、震災直後の体験を思い出す、心に響く言葉がありました。 次回は11月25日(土)17時−開催です。 テーマは「未来」。 ぜひ皆様足をお運びください。 |