塚原仮設団地で陶芸ワークショップを行いました。今回はフリーカップづくり。
仮設団地にある公民館に集まって、小学生から、ご年配の方まで、ご参加いただきました。
参加したご近所さん同士がほぼ親戚のような親密さで、互いに教えあったり、ちょっと飽きてしまっても励ましあったり、と和やかなムードでワークショップは進みました。



まずは先生が制作の流れを実演。粘土を指で押す力で巧みにろくろを回しながら、「口が広がりすぎるとお皿になってしまうから気をつけて」など、ポイントを伝えます。あっという間に成形が終わり、取っ手や飾りの付け方についても丁寧に説明がありました。ご参加のみなさんも興味津々の様子です。



さっそく、それぞれに成形を始めます。用意された粘土の塊は大きいものと小さいものの2つ。大きな粘土の塊をろくろにのせて、軽くたたいて固定したら、中央に親指でくぼみを作っていきます。高さや厚み、口の広さなど調整しながら、思い思いに成形していきます。小さな塊は、半分を細長くぐるりと口の部分に回し高さを出したり、もう半分で取っ手をつけるなど、飾りとして使いました。なかには、口が広がり過ぎてしまったり、途中で乾燥してしまったりすることもありましたが、先生の助けも借りながら、理想の形に近づけていました。



形が決まったら、模様を描いたり、スタンプを押したり、名前を刻んだりと、それぞれに工夫をこらします。なかには、試行錯誤を重ねるうちに時間を忘れてしまう方も。最後には、オリジナリティーにあふれたカップができあがりました!



この後、成形した粘土は、乾燥、素焼き、本焼き、といった工程を経て1か月後に完成します。その頃には引っ越しをしてるけど、また来ます!とお話しされる方もいました。出来上がりが楽しみですね!

| ワークショップ | 01:30 PM | comments (x) | trackback (x) |