記念講演「特撮博物館を語る」を開催しました。
会場は、事前申し込みの抽選で当選された約300名の皆様(中継室含む)の
わくわく感と静かな熱気に包まれました。
登壇は、庵野秀明映画監督・プロデューサー、樋口真嗣映画監督、三池敏夫美術・特撮監督(特撮研究所取締役)。3名による鼎談として行われました。

講演会は司会進行からの質問形式で行われ、8つの質問のあと、会場の参加者からの質問を受け付けました。

特撮博物館を東京で初めて立ち上げた時の思いとしては、次のようにお話くださいました。

庵野:自分を育ててくれた特撮に対する恩返しが出来たかなと感無量です。(談)

三池:このタイミングでやらないと、技術も物も失われてしまう。自分たちの業界ではなく、ジブリや庵野さんのアニメーションの方々の力で出来たんですが、うれしいなと思いました。熊本で出来て光栄です。特撮を語るという立場でこのような場に出る機会が増えました。(談)(三池さんは熊本出身です:筆者注)

樋口:自分が本当に好きなものは何だったかと振り返る機会となりました。実際にものを撮って撮影したほうがいいんじゃないかなどと、映画を撮るときに配慮するようになりました。(談)


会場からは、2016年発表予定の映画「ゴジラ」への期待や、樋口監督への質問「映画で破壊してみたい建物はなんですか?」、樋口「熊本城ですね!」など、特撮への愛にあふれた「さすが!」という質問が次々と発せられました。

アンケートには、庵野監督がトーク中に発した「技術は、人を感心させるけど、感動はさせなかった」という言葉に感銘を受けたというご感想が記されていました。













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