熊本聾学校で中学部2年生と高等部1年生の方とともにアートプログラムを行いました。



今回は現代美術家、今田淳子さんによる「土で表現しよう」。まずは今田さんがランドアートの作品を紹介。生きている大地と現代美術の表現について、様々な作品のスライドを見ていきます。

次に、なぜ土はそのような表現が可能なのか、土の性質について学びます。土は乾いていると割れ、柔らかいと千切れることや、乾いた状態に水を加えるとクリーム状になることなど、土の素材としての多様な魅力がを、今田さんが実演とともに紹介。





そしていよいよ、生徒のみなさんも実際に土を触ってみます。
用意されているのは、黒、オレンジ、ピンク、白、黄、青の全部で6種類。今田さんはアンモナイトの型や紐を巻き付けた棒、レースなど、お手製ツールもたくさん持参してくれました。





みんなあれこれ実験を繰り返しているうちに、様々な型を何度も重ねてみることで重層的な表現を生み出している作品や、金太郎飴のように複数の色を埋め込んだものなど、気に入った表現が各々生まれました。

時間はあっという間に過ぎ、ほとんどの生徒が2個以上の作品をつくりあげました。
できあがった作品は、夏の間に先生と今田さんとで焼いて、釉薬をかけます。どのように土が変化しているのか仕上がりが楽しみです!

次回は、焼きあがった自分の作品を見たり触ったりしながら、インスタレーションのように配置してみる予定です。

| ワークショップ | 03:07 PM | comments (x) | trackback (x) |