コレクション展の関連イベントとして、企画担当者による講演会を開催しました。



まずは展覧会のタイトルに込められた思い、そしてサブタイトルにもある「本当のくまもとのお宝とは何か?」ということについて、人気のテレビ番組を例に挙げての説明がありました。

本展の準備期間は、地震から当館が、そして熊本に暮らす人々が歩んできた日々とほぼ重なります。
被災直後、生活のインフラ整備もままならない、まさに非常時と呼べる環境の中、当館は早くも5月に「避難所」ではなく「美術館」として営業を一部再開しました。
最初は職員たちも、このようなときに美術館として市民に門戸を開いて本当にいいのだろうかという不安を持っていました。しかし実際にリスタートした館内が「人々のほっとした顔」で溢れる様子を見て、それは杞憂だったといいます。
そのとき本展の担当者は、大変なときに美にふれることを選ぶ人々の心こそが「くまもとのお宝」なのではないかと思ったそうです。
このように、本展の背景には一連の地震を受けて担当者が経験したこと・見たこと・考えたことが盛り込まれているのです。

その後、会場構成や各作品のみどころ紹介があり、最後は「これからも美術館として、人々が熊本の生活や文化をより一層大事に思えるような活動を行っていきたい」という言葉で締めくくられました。

CAMKコレクションVol.5「知っとるね?くまもとのお宝、大公開てばい!」展は3月26日(日)まで開催しています。どうぞお見逃しなく!

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当館で活躍しているピアノボランティアさん4名による、春のピアノコンサートを開催しました。
「コンソレーション第二番」や「愛の夢」、「子犬のワルツ」などのクラシックの名曲は気持ちを華やかにさせてくれ、CMで一躍有名になった「海の声」や唱歌の定番「故郷」では会場中がしみじみとした雰囲気に包まれました。



当館では、ホームギャラリーにて毎晩19時から30分間、ピアノボランティアさんによる生演奏をお楽しみいただけます。※休館日を除く
どうぞお気軽に足をお運びください。

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