さる5月25日に、ピクニックあるいは回遊展出品作家の鈴木淳(すずき・あつし)さんのワークショップ(これで会期中4つめです!)、「熊本への小さな旅、花岡山へ」を開催しました。前日は激しい雨だったため、開催に少々不安がありましたが、当日は午前中から晴天となり、WS参加者のみなさんの熱い思いを感じました。参加者のみなさんは歩きなれた方々ばかりで日焼け対策は万全。さすがです。
美術館から河原町まで市電にのり、河原町から唐人町を通り、明八橋をながめ、小沢橋を渡り、下馬神社を訪問、横手を歩き、地獄坂を登りながら、花岡山へと入って行きました。
鈴木さんがポイントポイントで、熊本の史跡のお話をわかりやすくしてくださるため、みなさんすっかり打ち解けあいまして、「鈴木さん、北九州から熊本へ引っ越してらっしゃいな」と勧誘されたりしていました。スタッフはその様子をとてもうれしく拝見しておりました。
山頂に辿りついたところで、ずっと鈴木さんが背負っていた巨大な熊本の昔絵葉書パネルを見ながら、熊本がどのように変化していったかを見くらべました。
同じなのは、小沢橋と坪井川のカーブくらいなのです。時代の変化を感じました。
ほか、山頂付近の記念碑や兜石、熊本バンドの碑などを見学。帰りは極楽坂をくだり、駅付近へと下って行きました。
今回ご参加いただいた皆さんに、その理由をおたずねしたところ、「花岡山に徒歩でのぼってみたかった」や、「昔幼い頃に花岡山付近に住んでいたようなのだが、今日歩いてみて、地獄坂を小さいころに登ったことがあるとリアルに思いだした」などと、ピクニック(あるいは回遊)を満喫していただけたようでした。
春の展覧会の、お出かけイベントは楽しい!とスタッフも認識を新たにしました。いい汗かきました!
WS中に撮影した写真は、会場内に展示しております。みなさまぜひチェックしてみてくださいね。

| ピクニック | 04:43 PM | comments (x) | trackback (x) |