「川内倫子展 川が私を受け入れてくれた」開会式・内覧会

欧米でも既に高い評価を受け、国内外に存在感を示す女性写真家川内倫子(かわうち・りんこ)さんの個展「川内倫子展 川が私を受け入れてくれた」開会式・内覧会を行いました。



展覧会場内では、写真の新時代を切り開いてきた川内さんの、木村伊兵衛賞受賞作など初期の代表作から最新作までをご紹介しています。また、熊本・阿蘇の野焼きを取材した《あめつち》で新境地を開いた川内さんが、本展のために制作したコラボレーション作品《川が私を受け入れてくれた》を初公開。「今を生きる」感覚を先見的に表現し続けてきた川内さんの次なる可能性を体感する展覧会です。

今回は《川が私を受け入れてくれた》へのエピソード提供者の方々にも開会式へご出席いただき、特別な心持ちで会場内にて作品をご鑑賞いただきました。

| 川内倫子展 川が私を受け入れてくれた | 06:00 PM | comments (x) | trackback (x) |

川内倫子x熊本コラボレーション「あなたの熊本、わたしたちの時代」の撮影(3回目・最終回)が行われました。
今回は撮影最終回として、1期〜3期にかけて集まったエピソードから、市内・県内8か所の撮影を行いました。人で賑わう商店街やお祭り、江津湖など、夏の季節ならではの撮影が行われました。
熊本入りされてから、川内さんと改めて最新の天気予報と照らし合わせて、それぞれのエピソードの撮影に適する条件下で臨めるよう撮影スケジュールを最終決定。
撮影前に、応募者から寄せられたエピソードをもう一度読んでから、集中して撮影に挑む川内さんの姿から、改めて、撮影自体が行われるのはわずかな瞬間だけれども、その瞬間には、川内さんとエピソード応募者の、今の想いと過去の思い出とそのあいだにある時間がぎゅっと圧縮されていくんだなとしみじみ感じました。



3期に分けて開催しましたが、多くの方にご応募いただいたプロジェクトでした。条件が合わず、撮影出来なかったエピソードもありました。ぜひ「川内倫子 ひご+りんこ展」会場内での撮り下ろし初公開を楽しみにお待ちください。

| 川内倫子展 川が私を受け入れてくれた | 07:50 PM | comments (x) | trackback (x) |

2016年1月に開催を予定している「川内倫子 ひご+りんこ展」ですが、そのプレイベントとして高校生ワークショップ「撮影した写真で作品集をつくる」を開催しました。



撮影した写真の作品集をつくることを目標に、部活や趣味で写真を撮っている県内在住の高校生約20名が参加されました。最初に川内さんが高校生で写真家を志すようになったことなど写真家として活躍するまでのお話しを伺い、その後に高校生が実際に撮影した写真を川内さんが講評します。
撮影された写真には人間や空、そして食べ物など様々な題材がありましたが、より深くより具体的に高校生が「自分の表現」をできるよう、川内さんは一人一人にアドバイスをされていました。

最後に、写真に一つの意味ではなく、色んな意味が持てるような作品集作りをするように心がける事、そして写真を撮ることを楽しんでほしいと締めくくり、ワークショップは終了しました。
高校生の作品集は来年1月に完成し、川内さんによる講評会をおこないます。高校生たちがどんな作品をうみだしてくれるのか、今から楽しみです。

| 川内倫子展 川が私を受け入れてくれた | 03:00 PM | comments (x) | trackback (x) |

川内倫子x熊本コラボレーション「あなたの熊本、わたしたちの時代」の撮影、第2回目が行われました。
今回は、第2期の公募で集まったエピソードを中心に、水前寺公園や市内各所で6件の撮影が行われました。

今回の撮影では、熊本市内がちょうど桜が満開の時期で、お花見で賑わっていました
しかし、見なれた景色の中でも、桜が入るだけで季節感が一気に表れてしまいます。エピソードの背景を丁寧に探りながら、その心情に想いを馳せ、静かにイメージを膨らませていく川内さん。カメラを手にしてレンズを覗いている間も、その空気は静かなもので、ただひたすらにシャッターが切られていきました。思い出のピースがしっかりはまるようにすることも、大事な作品作りなのだと感じました。

撮影の様子を後ろから眺めているだけで、投稿者の思い出を共有する面白さがあり、熊本人のための「くまもと」が作られていくような嬉しさがありました。

 

※『川内倫子 ひご+りんこ 展』は、2016年1月23日(土)―3月27日(日)開催☆

| 川内倫子展 川が私を受け入れてくれた | 11:00 AM | comments (x) | trackback (x) |

川内倫子x熊本コラボレーション「あなたの熊本、わたしたちの時代」の撮影が行われました。
第1期の公募で集まったエピソードより、金峰山や市内各所で5件の撮影が行われました。
撮影の直前にも各エピソードをしっかり読み直し、高い集中力をもって撮影に望む姿は、緊張感に満ちたとても美しいものでした。

今回の撮影にあたっては、「どれも難しいなと思うのがほとんどで、何を見せたいのかは現場に行かないとわからない。そこで何を見つけられるかの挑戦だと思います」という、今回のプロジェクトに対する意気込みをお聞きしました。

撮影中に「自分の昔の記憶を思い出しました」と語る場面も。皆様の大切な記憶のエピソードが、それを撮影する川内倫子の記憶を揺り動かすという不思議を感じました。

第2期の公募は、2月初頭から3月中旬までを予定しております。(詳細は後日HP等で発表)一生に一度の川内倫子とあなたとのコラボレーション。この機会にぜひご応募くださいね!



| 川内倫子展 川が私を受け入れてくれた | 10:55 AM | comments (x) | trackback (x) |
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